よろしかったら、先週のチラシのレスポンスについて教えていただけますか?
私の経験では、企画の当日に打ったチラシのレスポンスが一番高く。前日のチラシは、当日の半分のレスポンス。前々日のチラシは、前日の半分。四日以上前のチラシは、ほぼきかない。
経験則で、そう思ってチラシを打っていました。
チラシで来店し、お店に入った人が購入する確率は、ほぼパレートの法則と一致していたと思います。しかし、チラシでお店の前まで来ても、雰囲気でお店に入らないお客様もたくさんいます。
実際、前のブティックのように店舗がある場合は、入店せずに覗いて帰るお客様をたくさん見たこと…、リピーターになった後で最初に入るのに勇気がいったとおっしゃるお客様が多かったこと…がありました。それで、入りやすいお店にするために、ブティック、喫茶店、レストラン、スクール、各種代理店などをたくさん見てまわりました。
特に、入りやすいお店のポップ、鉢植え、ドア回り、のぼり旗、ポスター。逆に入りずらいお店も同様に見て回りました。
ロスでデザインした民家のガレージ部分をお店にしていたので入りずらく、せっかく中味のサービスに苦心しても、入りやすさの工夫をしないと売上が上がらなかったからです。
これは【秘密だったのですが】チラシの来店率を【入店率】に繋げるのに一番役に立ったのは、都内のかなりの数の【スターバックス】の店舗で店構えを見て歩き、取り入れることでした。
きっかけはロスのスターバックスの店舗があまりにも開放感があり、カッコよかったからです。十年で世界を征した実力が、ロスのスターバックスの店構えでわかりました。
それ以来、日本のスタバの各店舗も必ずチェックするようになりました。ロスの店舗の雰囲気の十分の一くらいに質が落ちていますが、それでも勉強になります。
買わなくても通れる。待ち合わせで後から入っても買わなくも同席できる。オープンで開放感がある店構えをどの店舗でも実現する、スターバックスのセンスを取り入れることは、お店を持たない今の仕事でも役に立っています。
実際に、最初の印象でスターバックスのような開放感を身につけるべく、プレゼンツールを工夫し、話し方を工夫しています。
具体的にいうと、ブティックなら【買わなくても、入れる】ように、いかにできるか?を工夫していました。今のアフラックの仕事なら【買わなくても話せるイメージをいかに造れるか?】を工夫しています。
私の場合、店舗営業でも無店舗営業でもこのあたりの工夫が売上げに一番影響しています。私のお話しは、個人的な体験談にすぎないのですが、何らかの参考になれば幸いです。