今朝のNHKテレビで、女性の貧困化という番組をやっていた。
シングルマザーや単身女性が、定職に着けず貧困に喘いでいる事例が多数あるらしい。そういった方は、日々の生活に追われ、助けを求めたり救済制度を活用することもできないらしい。
貧困とは、日本の平均可処分所得の半分以下を言うらしい。約100万円強程度(約月9万円)のようだ。日本の平均年収がそれほど低いというのも驚いた。
貧困は昔からある。(高度成長期からの一億総中流化という時代が稀だったのかもしれない。)
貧困はどの時代、どの国でも偏在しているものだが、それを支えあうコミュニティーが現在の日本では徹底的に破壊された。昔の記憶だが、お米や味噌、醤油などの貸し借りは結構あったように思う。江戸時代に遡る地域コミュニティーの欠落が、こうした「孤独な貧困」を生み出しているように思えてならない。